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代表理事室

​理事インタビュー

フラッグ

​代表理事より

代表理事3

01

​六車 竜樹

muguruma ryuki

​2006年、障がい福祉事業へ転職。

ショートステイの事業所で直接処遇職員として従事。

その後、大阪市の法人で地域活動支援センター、生活介護の管理者を経て相談支援専門員、複数施設の施設長を兼務。

2016年、小林友紀とともに一般社団法人MTRサポート設立するとともに児童デイサービスからふる出戸営業開始。

02

​代表インタビュー

私たちが目指す

「支え」の形と未来への展望

大学では理工学部で物性物理学の研究をしていました。

新卒で半導体関連の会社に入りましたが、体を壊してしまって。

その後、父が経営する鈑金屋を手伝うことになったんです。

父の会社は南大阪でトップクラスの規模でしたが、職人気質で。

その父の背中から学んだのが、

「現場で汗を流す者にはきちんと報いること」

そして「自分が抜けても回り続ける組織を作ること」

この二つは、現在の法人経営における私の哲学の根幹になっています。 

風船
風船

MTRサポートが設立されて10年。

今回は、法人の理念やスタッフへの想い、

そして未来へのビジョンについて、六車代表にお話を伺いました。 

 
本日はありがとうございます。

代表は福祉業界では珍しいご経歴をお持ちだと伺いました。

どのような道を歩んでこられたのでしょうか。 

風船
風船

理系の世界からお父様の会社、そして全く異なる福祉の世界へ。

何か大きなきっかけがあったのですか? 

もともと心理学に興味があり、

学んでいく中で「自閉症」という存在を知ったのが大きいですね。

そこから福祉の勉強を始め、療育の可能性に面白さを感じるようになりました。大きくなってから行動を変えるのはとても難しい。

だからこそ、もっと早い段階、障がい児の段階から関わっていきたいという想いが強くなり、この道へ進むことを決意しました。

相談支援の現場では、現在の特定相談支援が始まる前から携わって

本当に様々な人生に深く関わらせていただきました。 

その多様なご経験が、

法人の理念である「障がい児者が社会で迷わないよう支えとなる」に繋がっているのですね。 

ええ。この理念の根底にあるのは、「対等である」という考え方です。

福祉の現場では、時に「支援してあげている」という無意識の上からの

目線が生まれることがあります。

しかし私たちは、契約に基づいてサービスを提供する、

利用者さんにとっての対等なパートナーでありたい

誰かを導いたり、管理したりするのではなく、

同じ方向を向いて隣を並んで走る

そんな「支え」でありたいという強い想いを込めています。  

風船
風船

理念を実現するために、

スタッフの方々にはどのような環境を整えられていますか?

父から学んだ「現場の人間には報いる」という考えそのままですが、

私はスタッフを「福祉のプロ」にしたい。

そしてプロなら高い給与を得るべきです。

私たちの法人は、「儲かる前にスタッフに還元する」という方針を貫いており、

人件費率は業界水準を大きく上回る60%以上に設定しています。

若いうちから給与が大きく上がる仕組みを整え、給与設計をしています。

スタッフが経済的な安心感を持って、

長く誇りを持って働き続けられる環境を作ることが、私の大切な役割です

そうした想いは、各事業所の運営にも反映されていますね。 

代表理事2

はい。例えば相談支援事業所「いろどり」では、

事業の売上を一切気にせず、

利用者さんにとっての最適解を探すことを

プロとして最優先にするようスタッフに伝えています。

私たちの運営する障がい児通所事業所「からふる」が

その子に合わないと思えば、紹介する必要はありません。

また、障がい者通所事業所「くみひも」では、

工賃を上げることだけを追求するのではなく、

本人が「やりたい」と思える作業を通じて、

お金の概念や働くことの楽しさを感じられる

場所作りを目指しています。 

最後に、法人としての今後の展望と、

これから応募される方へのメッセージをお願いします。

代表理事1

これまで大切にしてきた想いを胸に、これからも私たちは着実に歩みを進めていきます。

この地域にお住まいの保護者の皆様や利用者さんにとって、いつでも頼れる身近な存在であり続けたい。

お子さんが成長し、ライフステージが変わっても、

私たちがすぐそばで寄り添い支え続けられる。

そんな盤石な体制を少しずつ築きながら、

時代の変化や一人ひとりのニーズに合わせて進化していくことが、

私たちの展望です。

地域に根ざした事業を堅実に続けることで、安定した法人基盤を確保し

それがスタッフの高い給与水準の維持にも繋がると信じています。

そして、これから私たちの仲間になってくれるかもしれない皆さんへ。

もし、あなたの中に「こういう福祉や療育がやりたい」という

熱く具体的なビジョンがあるのなら、ぜひ来てください。

その想いを実現するために、法人が全面的にバックアップします。

あなたの情熱をお待ちしています。 

04

小林友紀

​2011年 保育専門学校卒業後、障がい児通所事業所へ入社。

2年後管理者として従事。

2016年退職後、六車竜樹とともに一般社団法人MTRサポート設立するとともに児童デイサービスからふる出戸を開所する。

副理事

​副理事より

03 

kobayasHi  tomoki

04

​副理事インタビュー

仲間と“両立困難な理想に挑む”

高校を中退して、引きこもりもフリーターも経験しました。

何とか資格だけは、と思い保育士や幼稚園教諭の資格を取得し、友人の勧めで

当時まだ始まったばかりのサービスだった児童デイサービス(後の放課後等デイサービスや児童発達支援)の事業所へ面接へ行きました。

子どもと関わる仕事がしたいと思っていましたが、

何か大きなことを成し遂げたい、とか会社を起業したいなんて

これっぽっちも考えていませんでした。

だから、入職当初の目標も「子どもの為になりたい。

人並みに稼いで、働き続けること」くらいで、

高い志があったわけじゃないんです。

もちろん、見学などを通じて素晴らしい支援をしている事業所が

あることは知っていました。

でも、いざ自分が入職した事業所で目の当たりにしたのは、

自分の理想とは少し違う現実でした。

子ども達の活動の選択肢が限られていたり、

仕組みが整っていなかったり。

このままでいいんだろうか、という気持ちが日に日に強くなっていきました。

副理事2

ひたすら掃除から始まった“仲間との絆”

入職当初、何をすればいいかも分からず、まずは環境を整えようと掃除や片付けばかりしていました。もちろん、子どもたちの支援にも関わっていましたが、

そんな僕を見て「お前は間違ってないよ」と声をかけ、仕事を教えてくれたのは当時の先輩たちでした(今では、その先輩たちが部下として支えてくれているのは、不思議な縁ですね)。

そして、事業所の立て直しで異動になった先で、現代表の六車と出会います。

彼から支援の本当の意味を教わり、僕の世界は大きく広がりました。

でも、個人の力で変えられることには限界がありました。

会社の体制はなかなか変わらず、大切な仲間たちが疲弊し、次々と去っていく。

保護者からも悲しみの声が上がり会社へクレームが入るような状況でした。

この状況を何とかしようと仲間たちと労働組合を立ち上げたり、会社へ直談判するなどで

行動を起こしましたが、大きな組織の壁は厚く、思うようにいきませんでした。 

「もう、自分たちでやるしかない」。 守りたい子どもたち、お世話になった保護者様の存在、

そして何より、現状に苦しみながらも必死に子どもたちと向き合う仲間の姿が、

僕の背中を押しました。「この仲間たちとなら、もっと良い場所が作れるはずだ」

まだ25歳でしたが、新たな一歩を踏み出すことを決めたんです。

スタッフが輝く場所へ。“対話”と“仕組み”で理想を現実へ

立ち上げ当初は、本当にゼロからのスタートでした。

収入も少ない中で、仲間たちの給料を何とか確保するような毎日。

それでも信じてついてきてくれた仲間たち、

そして「一緒に働こう」と駆けつけてくれたかつての同僚たちがいなければ、

今の僕たちはありません。

だから、この法人で何よりも大切にしたいのは、一緒に働く「人」です。

福祉の現場では、「給与の良さ」「働きやすさ」「人間関係の良さ」の

すべてを同時に満たすのは難しい、と言われがちです。

でも、僕たちはその“両立困難”な理想に、本気で挑みたい。

そのために不可欠なのが、「対話」と「仕組み」だと考えています。

上司が話を聞いてくれるのは、当たり前。

私たちはさらにその先、傾聴から説明、

そして具体的な提案までを一連の流れとして徹底しています。

仕事のことだけでなく、スタッフ一人ひとりの人生を大切にし、

誰もが成長を実感できる環境を整えたい。

そのために、能力を正当に評価する仕組みや、納得感のある給与体系、

そして学びたい人が学べる研修制度を常にアップデートし続けています。

「スタッフが輝く」とは、精神論だけでは実現できません。

安心して働ける環境と、自分の仕事に誇りを持てる具体的な仕組みがあってこそ、

人は本当に輝けるのだと信じています。

 

私たちは、最初から完璧な正解があるとは考えていません。

大切なのは、スタッフ一人ひとりの想いを持ち寄り、対話を続けること。

その過程で間違いが起きることを恐れず、

むしろ変化のきっかけとして歓迎します。

指摘や違和感を素直に受け止め、柔軟に修正していく。

その地道な繰り返しこそが、

私たちを昨日より少しずつ前に進めてくれると信じています。

テクノロジーも味方に“福祉の未来を作る”

これからはAIの時代です。テクノロジーを積極的に活用して、

事務作業のような非効率な業務はなくしていく。そうして生まれた時間とエネルギーのすべてを、

スタッフが子どもたちや保護者様と向き合うという、最も本質的で温かい仕事に注げるようにする。それが僕の役割です。

代表の六車とはタイプも考え方も全く違いますが、

「業界の当たり前を変え、利用者さんも、働いているスタッフも、皆が豊かになれる場所を作る」という根本の想いは、100%一致しています。

この揺るぎない軸があるからこそ、私たちはこれからも歩みを止めません。

青臭いと言われるかもしれない理想を、具体的な仕組みと仲間との対話で

一つひとつ現実に変えていく。それが、僕たちの挑戦です。

副理事3
風船
風船
副理事4
風船
雲

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